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2025.04.28

佐野優人選手レースレポート

2025 全日本ロードレース選手権 開幕戦 モビリティリゾートもてぎ

■開催サーキット / モビリティリゾートもてぎ                          ■開催日時 / 2025年4月19日(土)~20日(日)                           ■天候 / 晴れ                                         ■参戦クラス / JSB1000                                    ■参戦チーム名 / KRP三陽工業&RS-ITOH                            ■マシン / Kawasaki Ninja ZX-10R                               ☆レースリザルト 予選 / 27番手 (1分52秒924) 決勝 / 24位(18 LAP) (BEST LAP TIME 1分52秒551)

2025年全日本ロードレース選手権シリーズが、栃木・モビリティリゾートもてぎにて「もてぎ2&4レース」が開幕。本大会はJSB1000クラスのみの開催となる。

NANKAIがサポートするライダー、佐野 優人(KRP三陽工業&RS-ITOH所属)は、今シーズン「ST1000クラスへの復帰」を自らの意思でチームに直訴。今季は改めてST1000での戦いに挑むことを選択した。

 そんな中、開幕に先立ち同サーキットでは4月9日・10日に「PRE-TEST Round ZERO」が実施された。佐野は2年ぶりとなるST1000仕様マシンに乗り、フィーリングを確認。開幕に向けてのマシンセッティングと方向性を見極める重要なテストとなった。

迎えた開幕戦。JSB1000クラスのみの開催となる今大会に、佐野はスキルアップを目的にスポット参戦を決意。メインマシンであるKawasaki Ninja ZX-10R(ST1000仕様)に、燃料タンクの変更など最低限の仕様変更を施して臨んだ。

 金曜の初日セッションでは、テスト時に好感触だったセットアップをさらに煮詰める作業に集中。気温はテスト時より大幅に上昇していたが、マシンはポジティブに反応。午後の走行では更なるタイムアップを狙い調整を加えるも、思惑通りとはいかずタイムが伸び悩む。後半、タイヤを変更しアタックを試みた直後、痛恨の転倒しを喫する結果に。

 翌土曜日の予選日は、40分間のみの走行スケジュール。まずはマシンの状態を確認し、徐々にペースを上げていく作戦で挑む。しかし、更なる気温上昇もあり、思うようにマシンが前に進まずタイムは伸び悩む。“走り込み”による改善を図るが、大きな変化を生むには至らず、ベストタイムは1分52秒924。グリッドは27番手からのスタートとなった。

 そして迎えた決勝レース。スタートは12時55分。

オープニングラップでは前方で転倒が発生するも、混乱に巻き込まれることなく冷静にレースを展開。マシン性能で勝るJSB1000勢との差は歴然だったが、貴重な実戦データを得るべく、果敢な走りを続けた。

序盤は集団の中での厳しいポジション争いとなったが、ラップタイムは想定通りのペースを刻む。しかし10周を超えたあたりからマシントラブルが発生し、思うようにペースを上げることができず。

そして、残り2周というところでピットイン。無念のリタイアを決断することとなった。

■佐野 優人 選手コメント

「今大会は、シーズンを戦う上で少しでも自分を高めるために、チームにお願いしてJSB1000クラスへスポット参戦させていただきました。

初日の転倒でリズムを崩してしまい、納得のいく走りには届きませんでしたが、今回の目的はあくまで実戦テスト。そういう意味では、多くの課題や改善点が明確になり、大きな収穫のあるレースでした。

次戦は、いよいよST1000クラスの開幕戦・SUGO大会。今回の経験を糧に、少しでも上位を目指して全力で挑みます。

引き続き、応援よろしくお願い致します。」

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